抵抗器カラーコード:抵抗値の読み解説

いつもお世話になっております。

Seeed FusionPCBのリンチコウと申します。

 

前日 ツイーターでシェアした「抵抗値の読み方」について情報をここでまとめます。

 

言うまでもなく、抵抗器が電子工作でよく使われる部品種類の一つです。

一目で4.7Ωの抵抗器は見つけるでしょうか?

簡単に抵抗器の表面に抵抗値を書けばいいのに、なぜわざわざ、特別の規則を設けるだろう?そういう考えている人もいると思います。抵抗器はとても小さくて、抵抗器の表面に数字または抵抗値を印刷することはかなり難しいことです。例え無理に印刷しても、出来上がりははっきり見えるかとうかも想定できません。それがカラーコードが存在する一番の原因です。したがって、抵抗器に直接数字を印刷する代わりに、色付きの帯で抵抗値、許容誤差、および温度係数などの情報を表示し、カラーコードを参考すれば、抵抗値はすぐ分かります。

抵抗カラーコードの背後にある計算を説明するための簡単なガイドをまとめました。各カラーバンドの背後にある数学を理解すれば、抵抗カラーコードの読み取りは簡単です。

 

抵抗値カラーコード


読み方を解説する前に、カラーコードを確認しましよう。

カラーコード fusioncpb

引用先:https://www.akaneohm.com/column/marking/

製造元によって、使用されるカラーコードが異なる可能性もあります。抵抗器を手に入れる時、データシートでカラーコードを確認する必要があります。

抵抗値の読み方


  • 最初のバンドは通常に端末のところに最も近いです。しかし、これは常に当てはまるわけではありません。
  • 抵抗器の上に金色または銀色付きの帯を見つけたならば、それは間違いなく許容帯と抵抗器の最後の帯です。それで、それらは抵抗器の右側にあり、左から右へ抵抗器を読みます
  • 大きなギャップは常に読む方向の一番右にあります。

 

3・4・5・6・抵抗値の解説


 

項目 第一数字 第二数字 乗数
数字 5 3 100Ω

3色抵抗値: 53×100 = 5300Ω±20%

この例では、バンドは茶色、黒、茶色です。最初のバンドはエッジに最も近い茶色のバンドです。抵抗のカラーコード表を調べて、茶色の1番目の有効値が1で、黒の2番目の有効値が0であることがわかります。3番目の帯域は茶色です。つまり、乗数は1です。このように計算されます:

#3色抵抗器のデフォルト誤差は±20%ぐらいです。

 

項目 第一数字 第二数字 乗数 誤差
数字 5 3 100Ω ±5%

4色抵抗値: 53×100 = 5300Ω±5%

 4色抵抗器の場合、許容範囲は通常に金または銀なので、まず許容範囲を見つけることから始めるのがお勧めです。許容帯域と乗数帯域との間のギャップが大きくなるため、許容帯域も容易に識別されます。この例では、それは金色なので、抵抗カラーコードチャートを調べると±5%の許容誤差があります。

4バンド抵抗カラーコードの場合、許容帯域を空白のままにして3バンド抵抗にすることができます。この場合、3バンド抵抗の場合と同様に許容誤差が±20%になることを除けば、抵抗値は変わりません。

 

項目 第一数字 第二数字 第三数字 乗数 誤差
数字 5 3 2 1M ±5%

5色抵抗値: 532x1M = 532MΩ±5% (1M= 100000Ω)

     5バンド抵抗器はより高精度の抵抗器であり、それらは 有効数字3 桁目に余分なバンドを持っています。そのため、最初の3つのバンドは抵抗の有効桁数を示し、それ以外はすべて右にシフトし、4番目のバンドを乗数、5番目のバンドを許容誤差にします。

 

項目 第一数字 第二数字 第三数字 乗数 誤差 温度係数
数字 5 3 2 1M ±5% 5 ppm/X

 

6色抵抗値: 532x1M = 532MΩ±5%  5 ppm/X  (1M= 100000Ω )

#温度係数の解説はここに乗せます。

引用先:https://www.rohm.co.jp/electronics-basics/resistors/r_what9


特別の抵抗器:0Ω

ゼロオーム抵抗は、単一のブラックバンドで簡単に認識できる抵抗です。基本的に、これはプリント回路基板上のトレースを接続する唯一の機能を持つワイヤリンクです。しかし、その目的に通常のジャンパー線を使用しないのはなぜでしょうか。

それらが抵抗器のように見えるように作られる理由由は、ほとんどのプリント回路基板の部品が手はんだ付けで実装するのではなく自動挿入機を使って実装するからです。抵抗器のように見えることによって、製造業者は回路基板上に部品を配置するために同じ自動機械を使用して配置することができる。これにより、ジャンパー線を取り付けるための別の機械が不要になります。

では、話はここで終わりです。

PPTダウンロードリンク:FusionPCB-抵抗器の読め方

ちなみに、Seeed FusionPCBのOPLにある部品は既に15000以上でした。調達できる抵抗器種類は6000です。更に、PCBA5枚実装無料キャンペーンもやっています。送料なし、初期費用なし、実装費なし、部品料だけでPCBA5枚もらえます、一回トライしていただけないでしょうか?

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