プリント基板を自宅で簡単に自作しよう

多くのエンジニアは、プリント基板を自宅で作る方法に非常に興味を持っているそうです。 今回は、プリント基板の自作方法をご紹介します。

今回、用いた材料・道具は以下のものになります。

•生基板
•転写紙
•レーザープリンター
•はさみ
•アイロン
•小型ドリル
• プラスチックの容器
•塩化第二鉄(腐食液)
•研磨紙
•ロジン水

さて、次は手順です。

1.まずはレーザープリンターを使用して、基板データを転写紙に印刷します。インクジェットではできないのでご注意です。

2.生基板から作りたい基板のサイズに合わせてカットします。そして、石鹸と水(クエン酸もいい)で基板を洗浄します。スチールウールで軽く磨くことができればよろしいです。生基板を傷くのを心配しないでください。

3.洗浄した生基板を乾かし、転写紙のパターンを基板に合わせま、透明なステッカーでしっかりとそれらを貼り付けます。 2層基板の場合は、両側の位置ポイントに合わせてください。 これは重要なステップです。そうしないと、すべての努力は無駄になります。

4.続いて転写です。まずはアイロンを一番高温になる設定にしておき、しっかりしたプラットフォームでアイロンをかけ始め、直接アイロン掛けします。少し圧をかけて、数十秒また同じ方向にアイロン掛けの工程を繰り返します。

5.熱転写を終えた頃には、まだ暑いときにどのように転写されるかを簡単に見ます。ちゃんと転写できていたら、少々強めに紙を剥がしていきます。

6.紙を剥がれたら、パターンの確認を兼ねて修正作業を行います。パターンの消えてしまった部分には油性マジックペンで書き足し、不要な部分はデザインナイフなどで削り取ります。

7.ここまで来たらエッチングです。塩化第二鉄(腐食液)と水をプラスチックの容器に入れて混ぜていきます。十分に混ざったら、作った基板をエッチング液に投入し、容器を揺らします。

 

8.基板が完全にエッチングされたら、容器から取り出します。 洗いすぐに流水で洗浄してください。 洗浄した後、研磨紙でカーボンダストを磨き、酸化を防ぎ、半田やすくようにロジン水で基板を覆います。

9.基板作りの工程としては以上です。あとは穴あけ、部品実装になります。

ヒント:
1.生基板をカットするときは、端にあるクーパーをきれいにしてください。そうしないと熱転写の最終作業に影響します。
2.生基板を洗浄したら、基板の品質を守るため、表面を手で触らないでください。
3.塩化第二鉄(腐食液)を利用する時、プラスチックの容器を使用してください。金属容器はダメです。

 

ここでは、自宅でプリント基板を自作についての簡単な話ですが、メイカーにとってはお試しに興味深いです。

「安価で簡単な色と美しいシルクのプリント基板(Seeed Fusionの4.9ドルの10枚基板など)を入手できますので、今私は自作プリント基板を長期間放棄しています。とにかく、自作のプリント基板を持っているのも良い感じです」

皆さんも自作プリント基板に挑戦しましょう!

関連記事

  •  
  •  
  •  
  •  
  •  

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *